くわえた楽器を生徒に吹かせる指導 市教委「不適切」、校長らを注意

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小若理恵
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 大阪市立中学の吹奏楽部で2020年に複数の生徒から「指導員がくわえた楽器を吹かされて嫌だ」などの訴えがあった問題で、市教育委員会は2日、指導は不適切で学校の対応が不十分だったと発表した。指導をした60代男性は離職済みで措置の対象外とし、当時の校長と教頭を同日付で口頭注意した。

 市教委によると、元指導員は19~20年度に同校に在籍。19年度に、生徒の私物の手鏡を口にくわえて口の開き方を教えたり、生徒の腹部を触って腹式呼吸の感覚を伝えたりする指導をした。生徒の訴えを受けた学校は当時、元指導員や生徒から状況を聞いたうえで、指導方法のひとつで不適切ではないとした。

 市教委は22年12月に外部…

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