アバター接客に遠隔翻訳…手話で伝えるおもてなし、店で続々
末崎毅
コンビニ大手ローソンが、聴覚障害者が買い物をしやすいよう店外にいる社員が「アバター(分身)」を通じて店で手話に対応するシステムの導入を検討している。2日には、アバターの表現が客に伝わるかなどの検証を東京都内の直営店で始めた。
店で手話を提供するサービスはあるが、「アバター接客」では珍しい。
アバターを操作する社員(LAO=ローソンアバターオペレーター)はローソン本社や自宅でパソコンの前に座り、店内に設置した画面に付属したカメラで店内を確認して客の問い合わせに応じる。LAOが表情を変えたり手指を動かしたりすると、そのまま画面のアバターに反映される。素顔で接客したくない人でも働きやすいのが特徴だ。
すでに英語ができるLAOは訪日外国人客らに対応。映像を伴うアバター接客なら手話にも対応できるとみる。ただ、LAOが両手を重ねたり、左右の手の奥行きに差があったりした場合にうまく表現できないため、アバターが手ぶりで何を表現しているかが客に伝わるかどうかの検証を2日から始めた。
担当する月生田(つきうだ)…
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