梅雨の晴れ間、青空映す今だけの水鏡 棚田百選・和歌山のあらぎ島

林敏行
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 和歌山県有田川町にある国の棚田百選の「あらぎ島」で、水が張られた田んぼで稲が育っている。梅雨の合間に晴れ間が広がると、水面に青い空が映り光り輝いていた。

 蛇行した有田川に囲まれた台地に大小54枚の棚田があり、水田の面積は約2・4ヘクタール。江戸時代初期の1655年に開発が始まったとされ、今は6戸の農家が共同で管理し、米作りを続けている。

 町によると、10日ごろまでは、棚田全体が水鏡のように見えるという。町によるユーチューブのライブ配信でも、様子を見ることができる。稲の生育が進むと、緑色のじゅうたんが広がるような景色に変わっていく。(林敏行)

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