隔離された職員、トイレで泣いていた 元同僚は後悔「報復怖かった」

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仲程雄平
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 滋賀県甲賀(こうか)市の甲賀広域行政組合消防本部が2021年、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けなかった30代の職員について、ほかの職員から隔離された場所で仕事をさせ、文書に「ワクチン接種拒否者」と記して約200人の全職員に回覧していたことが明らかになった。

 職員は体調を崩し、約4カ月後に依願退職。当時を知る職員たちからは「見せしめだった」「味方になってあげたらよかった」と憤りや後悔の声が上がった。

元職員「思い出すと胸が詰まる」

 同本部の本田修二消防長は6月2日、「感染予防対策としてワクチン接種の職員に対する要請は、当時の情勢からも必要であったと判断しております」などとするコメントを発表した。

 朝日新聞は同本部が作成した21年5月13日付の内部文書を入手した。

 「新型コロナワクチン接種拒…

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