豪首相、原子力潜水艦の導入計画「IAEAと協力」 透明性アピール

有料記事アジア安全保障会議

シンガポール=西村宏治
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 オーストラリア豪州)のアルバニージー首相は2日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議シャングリラ・ダイアローグ)で基調講演し、将来に向けて進めている原子力潜水艦の導入計画について、「国際原子力機関(IAEA)と協力して、世界最高水準の(規制)基準を設ける」などと述べた。

 東南アジアや南太平洋地域には、豪州の軍事能力増強を不安視する国もある。こうした不安に対して、国際機関との協力や透明性をアピールして理解を求めた形だ。

 豪州は米国、英国との安全保障協力の枠組み「AUKUS」(オーカス)のもとで、2030年代以降に原潜を導入する計画だ。今年3月には、導入に向けた工程も発表した。

 アルバニージー氏はこの日の…

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