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　新幹線の運転見合わせなどで、JR東京駅では行き場を失った人が一夜を過ごした。

　3日午前5時半ごろ、「正午まで運転を見合わせる」とのアナウンスが流れると、改札付近に集まった人々は落胆した様子だった。岡山県津山市の会社員能勢萌可さん（23）は前夜、東京観光の帰りだったが、同駅からの深夜バスが運休に。朝までカラオケ店にいた。「明日が仕事のある平日じゃなくて良かった。もう十分東京にいたので、さすがに早く帰りたいです」と苦笑いを浮かべた。

　出張から新幹線で大阪に帰るはずだった30代の会社員男性は、同駅の休憩用列車で朝まで過ごした。「静かだったのでけっこう眠れた。こんな機会はそうそうないと思うので、運がいいのか悪いのか……」

　同駅では2日夜、体調不良を…