第2戦の舞台は秩父宮 太陽生命ウィメンズセブンズ 全チームが抱負
今年で9回目を迎えた7人制ラグビーの国内サーキットシリーズ「太陽生命ウィメンズセブンズ」(朝日新聞社後援)の第2戦・秩父宮大会が3、4の両日、東京・秩父宮ラグビー場で行われる。
大会を翌日に控えた2日、出場チームの選手たちがそろって記者会見に臨み、意気込みを語った。
【東京山九フェニックス 鈴木実沙紀】 この大会に向けて私たちも強くなりたいという思いを持ち、毎年トレーニングを積むことができ、同じ目標を持った仲間たちが集まってくれている。(2014年の)第1回大会は、12人を組むのがやっとのチームだった。今は選手が40人近くいる中で、本当にこの大会があってこそ、東京山九フェニックスも成長してきたなと感じている。今季の第1戦・熊谷大会では4位。チームが優勝を目指していく中で、あまり望ましい結果ではなかった。この2週間準備してきて、メンバーの中でやり合って、今一番パフォーマンスのいい12人が今週末、フィールドに立つ。今シーズンを通して、優勝を目指してがんばっていきたい。
【ながとブルーエンジェルス バティバカロロライチェル海遥】 去年は本当に悔しい思いをして、プレシーズンから本当にたくさんの時間をかけて準備をしてきた。(優勝した)熊谷大会を終えて、チームとしてまだまだこれから上を目指していけるなと改めて感じている。自分たちのラグビーがもっとできるようになっていけば、最後に結果がついてくるんじゃないかなというふうに思う。
【横浜TKM 内海春菜子】 今年の横浜TKMは全員で粘り強くアタックもディフェンスもプレーすることを強みにしている。熊谷大会では5位という悔しさが残る結果となりましたが、残る3戦はチームが一つになって、さらに上の順位を目指していきたい。
【三重パールズ 山中美緒】 パールズは今年、26人がトップチームに在籍している。チーム力、全員でつながり続けることや、ディフェンスからプレッシャーをかけてスコアまでもっていくというところを、チームの強みとしている。熊谷大会では3位という悔しい結果になってしまったので、今回の秩父宮大会、そしてホーム(三重開催)での初優勝、花園での優勝を目指し、年間のチャンピオンを取りたい。
【日本体育大 新野由里菜】 今回のチームの強みは、一人ひとりの特長を生かした、アタックと堅いディフェンス。このアタックとディフェンスができたから、熊谷大会で2位を取れたと思っている。この結果に満足せず、次の大会で必ず優勝できるように全員でがんばる。
【アルカス熊谷 小出深冬】 アルカスは今シーズン、「ロード・オブ・クイーン」というスローガンを設定した。アルカスが優勝していたのを過去の栄光とせず、もう一度全員でチャンピオンになろうという意味を込めた。熊谷大会は(けが人が続出し)最後まで戦いきれず、とても悔しい結果になってしまった。もう一度全員で立ち上がろうという気持ちで、この2週間しっかり準備を進めてきた。このあとの大会に続くような秩父宮大会にしていきたい。
【追手門学院大 村田彩乃】 今年の追手門は他のチームに比べたら体はすごい小さいんですけど、他のチームの体の大きい選手にアタック、ディフェンスともにチャレンジするところが強み。トライをされても最後まで諦めないところ、あとは、チームみんなが仲良いっていうのが他のチームに負けないのも強み。熊谷大会では6位という満足のいく結果ではなかったが、格上相手にチャレンジできたのは収穫だった。残りの3大会で総合優勝に絡んでいけるように全力で戦う。
【RKUグレース 金子茉樹】 今年のグレースの強みは、接点で当たり負けしないところと、アタックとディフェンスで組織的なプレーを継続するところ。熊谷大会では13位という悔しい結果で終わってしまったが、今年はベスト8以上という目標を掲げているので、チーム全員でがんばっていきたい。
【四国大 金島瑠奈】 今年で創部6年目になる。創部当時から掲げている、チームのプレースタイル「立ってつなぐラグビー」をモットーにこれまで練習してきた。さらに、「ストロング・アンド・ビューティー」を目標に練習してきた。小柄な選手が多い中で、最後まで諦めないところや、粘り強さが武器。熊谷大会では自分たちの思った通りにプレーができず、悔しい結果にはなったが、第2戦以降は私たち四国大学らしいプレーがお見せできるように頑張りたい。有名選手が数多く選出されている日本最高峰の舞台で、今年もこうして大好きなラグビーができることを心より感謝している。
【チャレンジチーム 大内田葉月】 チャレンジチームの強みは、アタックの多様さとディフェンスでの後半での粘り強さ。熊谷大会を終え、相手チームのフィジカルの強さを改めて実感した。一人ひとりでは勝てる部分は少ないが、チームとしてコミュニケーションをとって連係して、勝っていきたい。
【北海道バーバリアンズ 佐藤優】 昨シーズンから新しいメンバーを迎え、また違った雰囲気のチームを作り上げた。グラウンド内外ともに、強いコネクションをつくってきた。熊谷大会では悔しい結果に終わったが、最後まで諦めない姿を皆さんにお見せしたい。
【ナナイロプリズム福岡 山領一花】 創部当初から目標としていた太陽生命シリーズに、今シーズンからコアチームとして出場できることを大変うれしく思う。熊谷大会では自分たちの思うようなプレーができず悔しい結果に終わってしまったが、これは次につながる経験として前向きにとらえている。明日から始まる秩父宮大会では、自分たちの強みである個性輝く「プリズムアタック」と、粘り強いディフェンスをして、目標に掲げているベスト4以上を目指してがんばりたい。
【ブレイブルーヴ 中村紘子】 熊谷大会で15位という結果だったが、私たちは3年以内に日本一を目指している。結果は程遠いものになってしまったが、この結果を気にせず、次の大会からしっかり自分たちのラグビーをもっと皆さんに伝えていけたらいいなと思う。メスオオカミという意味が、(チーム名の)ルーヴにはある。しっかりグラウンドでほえて、ほえて、ほえまくって、他のチームが「ルーヴ、嫌だな」と思うような爪痕を残していきたい。
【日本経済大 妹尾安南】 熊谷大会では、勝つことの大変さや、チーム力の大切さを改めて感じた。自分たちの強みであるハンドリングスキルやフィジカルをうまくいかしきれず、悔しい結果となってしまった。秩父宮大会では強みをいかし、自分たちのプレーをしっかりできるように一戦一戦、体を張って戦っていきたい。
【自衛隊体育学校 伊藤睦】 総合順位5位を目標に掲げて日々練習している。第1戦の熊谷大会では10位という結果だったが、残りの3大会で一つでも多く勝ち、目標を超えられるよう全力でがんばりたい。また、協力・応援してくださっている方々に感謝の気持ちを忘れることなく、一試合一試合全力で走り切り、自衛隊らしいプレーを見せることができたらと思う。(※会見でコメント代読)
【横河武蔵野アルテミ・スターズ 田代ひなの】 チームの強みは、組織で守るディフェンスとつながり続けるアタック。熊谷大会は、レベルの高い場で自分たちのベースを築き上げることができた。ここからさらに準備と成長をして、積み重ねていきたい。(※会見でコメント代読)
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