
シンガポールで開催中の「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」(英国際戦略研究所主催、朝日新聞社など後援)の参加国の最大の懸念は米国と中国の対立。しかし、会議期間中に期待された両国国防相会談が開かれる見通しはない。アジアや太平洋の国防相らは、対立が紛争へとつながることへの懸念と、両大国に責任と自覚を求める思いをにじませた。
3日朝に演説した米国のオースティン国防長官は「中国に紛争や対立は求めない」としつつ、日本を含む同盟国や東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力が進んでいると述べて中国と対抗するための連携を強調した。
火花を散らす二つの「文明」
しかし、次のセッションで登…
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