「反転攻勢」は始まった? 前のめりなウクライナ側、攻防は新段階へ

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喜田尚
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 侵攻を続けるロシア軍への大規模な反転攻勢にいつ着手するのか、ウクライナの政権幹部が踏み込んだ発言を繰り返し始めた。補給基地への攻撃にも乗り出したとみられ、ロシア側に心理的な圧力をかける狙いが明らかだ。一方、ロシア軍はウクライナの首都キーウへミサイル攻撃を激化。戦況は東部で続いた消耗戦から新しい段階へと移行しつつある。

 ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロウ書記は5月27日に報じられた英BBCのインタビューで反転攻勢について「逃すことが許されない歴史的な機会」とし、「(着手は)明日か明後日、1週間後かもしれない」と述べた。

 ウクライナが目指すのが東部、南部に広がるロシア軍占領地の分断だ。反転攻勢で領土の奪還を進め、ロシア軍全面撤退に可能性を開くことが目標となる。そのために欧米から提供を受けた戦車、装甲戦闘車両や、数カ月にわたって訓練を受けた12旅団の少なくとも4万人が投入される見通しだ。

 軍トップのザルジニー総司令官はダニロウ氏の発言が報じられた日、欧米製の戦車やロケット砲を操る兵士らの動画と、「自分たちのものを取り返すときが来た」と国民に訴えるコメントをSNSに投稿した。

「行動はすでに始まっている」

 5月の主要7カ国(G7)首…

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