統一選の女性当選者、全年代で増加 ゼロワン議会減るも遠い男女同数
二階堂友紀 林将生
女性や若者が少ない地方議会のいびつな姿が、なり手不足につながっていると指摘される。今回の統一選で、地方議会の多様性は増したのか。
41道府県議選と東京の21区議選、17政令指定市議選、667市町村議選の結果、女性ゼロ議会は89(11・9%)、女性が1人だけの議会は126(16・9%)。女性がゼロか1人の「女性ゼロワン議会」の割合は、改選のあった計746議会の28・8%で、前回より7・2ポイント、前々回より13・2ポイント減った。
今回の当選者は計1万4818人。女性は2943人で、全体の19・9%だった。
女性ゼロワン議会の減少とともに、当選者の女性比率は、15年の14・1%(2158人)、19年の16・3%(2451人)から着実に増えている。それでもなお8割は男性で、男女同数への道のりは遠い。
都道府県議選の1人区と2人区、女性の参入阻む
当選者の平均年齢は58・0歳。選挙種別ごとにみると最も低いのは区議の50・9歳で、最も高いのは町村議の63・0歳だった。
年代別の割合を比べると、最…
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