大雨で橋脚傾いた橋の撤去始まる 大型はさみで橋桁切り落とし 岡山
小沢邦男
5月の大雨で橋脚が傾いた総社・倉敷市境の川辺橋(歩行者・自転車用)で4日、橋脚と橋桁の撤去作業が始まった。全面通行止めが続いていたが、不安定で危険な状況への応急措置。本格的な出水期となる今月中旬までの撤去完了を目指す。
川辺橋は県管理の全長約460メートル。17本の橋脚のうち倉敷市側の2本目が上流に傾いている。また周辺の橋桁もひびが入るなどしており、5月8日から全面通行止めになっている。
この日は傾いた橋脚にかかる橋桁の一部を撤去。午前11時から周辺約100メートルを通行止めとし、正午ごろに重機のアームにつけた大型はさみで切り落とされた。橋脚と残る橋桁は後日、作業に取りかかる。
県は川辺橋を通行止めにしている間、90メートル上流にある新川辺橋の車道の路側帯を広げ、歩行者らの通行用としている。(小沢邦男)