天安門事件34年、新宿で犠牲者を追悼 サングラス姿の中国留学生も

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岩田恵実
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 1989年に中国の民主化を求めた人々らが武力弾圧された天安門事件から34年を迎えた4日、犠牲者を追悼するイベントがJR新宿駅南口(東京都新宿区)で開かれた。中国人留学生や日本人の学生など数百人が集まり、キャンドルをともして犠牲者に思いをはせた。

 中国の民主化を求める団体や、中国共産党新型コロナウイルス政策に対する抗議活動「白紙革命」を機に設立された団体が主催した。主催者の一人である男性は中国出身の参加者らに向け「今後、世界がもっと危険になっていくかもしれないが、自由を追求していってほしい」と呼びかけた。

 また香港出身の参加者も目立った。2020年に香港国家安全維持法国安法)が施行され、以前は香港で開かれてきた集会が開けなくなった。19年に香港の国安法反対のデモに参加し、その後は日本を拠点に抗議活動を続けてきたウィリアム・リーさん(29)は「天安門事件のようなことが香港でも起きるかもしれない。決して他人ごとではない」と語った。

 中国出身の留学生の女性(2…

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