OPECプラス、協調減産を延長 サウジは100万バレル自主減産へ
ウィーン=寺西和男
主要産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスは4日の閣僚級会合で、今年末までの予定だった原油の協調減産の枠組みを来年末まで延長し、来年の生産目標を現行より日量約140万バレル減らすことで合意した。OPEC最大の産油国サウジアラビアは今年7月の1カ月間、追加で日量100万バレルの自主減産に取り組むことも発表した。
世界景気の減速懸念などから原油価格は下落傾向にあり、追加減産で需給を引き締めて価格の押し上げをねらう。
OPECプラスは昨年11月から今年末までの予定で、日量200万バレルの協調減産を始めた。さらに今年4月にサウジアラビアなど一部の8カ国が日量約116万バレルの自主減産を決め、5月から実施。これとは別にロシアも2月に50万バレルの自主減産を表明している。
この日の会合では、ロシアを…
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