米国のオースティン国防長官は5日、訪問中のインドの首都ニューデリーでシン国防相と会談し、防衛分野での関係強化を確認した。軍事技術の共同開発について協議し、戦闘機のエンジンに関する米国側からの技術供与も議論したとみられる。両国はウクライナに侵攻したロシアへの対応に違いがあるものの、互いの共通点や実利を重視する姿勢を見せている。
両者は会談後、「米印防衛産業協力の新ロードマップ」の締結で合意したと発表。情報・監視などの分野を例に挙げ、技術協力や共同生産を進めるとした。
シン氏は会談で、「両国のパートナーシップは、自由で開かれた、ルールに従ったインド太平洋地域を確保するために不可欠だ」と訴えた。
オースティン氏も両国が民主主義国家であることを強調し、「我々は、数十年にわたるこの地域の平和と繁栄に寄与してきたルールに基づく秩序を損なおうとするいかなる試みにも、反対することで一致している」と語った。
会談後の会見では「私たちは…
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