自民「2位当選」で議席死守 東京都議補選の結果にぬぐえぬ危機感

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 各党の国会議員や小池百合子知事らが相次ぎ応援に入った東京都議補選(大田区選挙区)が4日投開票され、前職2人が当選した。自民党は、10年前には3議席を得た同選挙区で議席を失う危機を免れたが、「2位当選」には危機感もにじむ。4月の統一地方選で勢いを見せた日本維新の会は弱点がのぞく結果だった。

 補選は、4月の大田区長選に都議2人が立候補したことで実施された。その一人が今回トップ当選だった森愛氏(46)。区長選で落選し、再び都議をめざして立候補した判断について「批判は覚悟している」。都議時代に所属した都民ファーストの会ではなく、立憲民主党共産党に支援された。

 同じく返り咲きを果たした自民の鈴木章浩氏(60)は「(これまでの選挙で)一番厳しかったと言ってもおかしくない」と語った。大田区選挙区で自民は、今より1多い定数8だった2013年の都議選では3人が当選。それが、17年は当選2人、21年は1人と減った。その現職1人が今年4月の区長選で当選したため、この補選は自民の議席を賭けた選挙だった。

「自民といい勝負した」維新 弱点も如実に

 その区長選と同日選だった区…

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