自転車ヘルメットの着用率5.8% 背景に品不足もすでに解消

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山田みう 仁村秀一
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 道路交通法の改正で4月から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になった。ただ、埼玉県内での着用率は低く、県警の最新の調査で6%足らずだ。一時的にヘルメットが品薄になったことが背景にあるようだが、業界関係者によると、再び店頭に並び始めた。県警はこれまで以上に着用を呼びかける考えだ。

 県警は5月11~22日、さいたま、川越、久喜の3市の駅や商業施設の周辺で着用率を調査した。警察官が確認した自転車の利用者は1438人で、ヘルメットを着用していたのはこのうちわずか83人。着用率は5・8%だった。2月の調査からは2・5ポイント改善したが、1割にも満たない。

 伸び悩んだ一因とみられるのが、ヘルメットの品不足だ。県内の取扱店で3月末ごろ、大人用のヘルメットの売り切れが相次いだ。

 メーカー大手のオージーケー…

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