大阪弁護士会長「ヘイトクライム断じて許さず」 弁護士への殺害予告

松浦祥子
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 トランスジェンダーを公表している仲岡しゅん弁護士(大阪弁護士会)が殺害予告を受けた問題で、同会の三木秀夫会長は6日、会長声明を発表し、「断じて許すことはできない」と非難した。

 三木会長は声明で「弁護士に対する脅迫で、業務を妨害する行為として見過ごせない」とした上で、「トランスジェンダー当事者の存在を否定するヘイトクライムにほかならない」と批判した。さらに「全ての当事者が個人の尊厳を持って差別されずに生きられる社会の実現に向けて、今後とも力を尽くす」と述べた。

 仲岡弁護士は5日、「メッタ刺しにして殺害する」「男のクセに女のフリをしている」といったメッセージが送られてきたとして、府警に被害届を提出した。(松浦祥子)

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