世界の核弾頭1万発超、「現役」が増加傾向、長崎大が分析

有料記事核といのちを考える

小川崇
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 世界の核兵器保有国が持つ核弾頭の概数を一覧できるポスターを長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)が作り、5日に公表した。

 米国やロシアなど9カ国が保有する総数は推定1万2520発。昨年より200発減ったものの、退役・解体待ちを除く「現役核弾頭」はロシアを中心に増加傾向で、5年前と比べても軍拡が実質的に進んでいるとみている。

 各国政府の白書や米国科学者連盟の研究発表の公表資料などをもとに、1日現在の推計値をまとめた。米国(5244発)とロシア(5890発)は前年より減少し、2018年比では計2166発減った。ただ、「現役核弾頭」は、5年前と比べてほとんどの国で増加しているという。中国(410発)、インド(164発)、パキスタン(170発)は前年より増えた。

 ロシアのプーチン大統領は3…

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