【写真まとめ】名手イニエスタ、雨の国立に刻んだ優雅なステップ

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 サッカーJ1のヴィッセル神戸を今夏退団する元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手が6日夜、かつて自身も中心選手として活躍したスペインの強豪クラブ・バルセロナとの親善試合に臨みました。

 雨にぬれたピッチの上でも優雅な身のこなしで好機を演出し、切れ味鋭いシュートで観客を沸かせました。後半途中、ベンチに下がる際には、かつての盟友、バルセロナのシャビ監督がピッチ脇で迎え、抱擁でねぎらいました。

 イニエスタ選手は下部組織からバルセロナで育ち、欧州チャンピオンズリーグで4度優勝、2010年のW杯南ア大会では自身の決勝ゴールでスペインに初優勝をもたらすなど、世界のトッププレーヤーとして長く活躍しました。

 そして18年5月、ヴィッセル神戸に入団。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキや元スペイン代表のダビド・ビジャなどと強力な攻撃陣を築き、20年の元日には第99回天皇杯を制し、クラブに初タイトルをもたらしました。

 今季はチームが順調に勝ち点を積み上げる一方で出場機会を減らし、最終的にはクラブを去る決断をしました。7月1日の札幌戦を最後に、神戸のシャツを脱ぎます。

 古巣バルセロナを国立競技場に迎えた一戦は、世界的な名手の色あせない残像をピッチに刻み、タイムアップとなりました。

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