忠臣蔵ゆかりの神社がご朱印を出したら…内蔵助版が主君の倍の人気に

宮沢崇志
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 忠臣蔵のモデルとなった四十七士や赤穂藩主らをまつる赤穂大石神社(兵庫県赤穂市上仮屋)が特別ご朱印をつくった。大石内蔵助バージョンと浅野内匠頭バージョンの2種類。特製の台紙付きで、初穂料800円を納めると1枚が授与される。

 同神社では通常のご朱印のほかに、祭典にあわせて絵入りの特別ご朱印を出してきた。期間限定のため、入手できなかった参拝者が落胆することも多かったという。飯尾義明宮司は「せっかく訪れていただいた方に、『もうありません』とお断りするのは申し訳なく、通年でお渡しできるご朱印をつくることにしました」と話す。

 ご朱印の絵は、飯尾宮司の親類のデザイナー・いいおみきおさんが担当した。江戸時代の錦絵を参考に、吉良邸討ち入りで本懐を遂げた内蔵助と、松の廊下で刀に手をかける内匠頭を描いた。

 完成した特別ご朱印を5月下旬の週末に試験的に頒布すると、参拝者の関心を集めた。飯尾宮司は「内蔵助のご朱印を希望する方が、主君・内匠頭の倍。リーダーシップを発揮した内蔵助の人気が高いようです」と話す。

 通年版特別ご朱印2種類は赤穂大石神社(0791・42・2054)社務所で入手できる。(宮沢崇志)

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