愛子さま誕生前、性別告知の要否を聞かれ陛下は即答した 結婚30年
多田晃子
2001年、皇太子時代の天皇陛下は、懐妊した皇后さまの妊婦健診に毎回付き添った。
当時は健診に夫が同席する習慣が根付いておらず、公務で多忙な陛下の同行に批判的な報道もあった。だが、陛下は変わらず宮内庁病院に足を運んだ。
一方、皇后さまは健診時にはメモを取り、妊婦のための手引を丸暗記したのかと思うほど読み込み、母子手帳に日々の体重を記録した。30分の運動を勧められると、きっちり時間を守って取り組んだという。
「雅子さまをおもんぱかって」
胎児の性別が判明するころ。担当医の堤治さんが「いかが致しましょうか」と性別の告知について尋ねた。
天皇、皇后両陛下は9日、結婚から30年を迎えました。皇后さまの出産時の担当医で東宮職御用掛(当時)を務めた堤治・山王病院名誉病院長(73)が朝日新聞の取材に応じ、出産前後のお二人の様子を明かしました。
陛下は即答した…
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