西鉄会長の倉富氏、九経連会長に再任 「半導体人材を結集したい」
九州経済連合会は6日、総会と理事会を開き、倉富純男会長(69)=西日本鉄道会長=の再任を決めた。任期は2年間。倉富氏は記者会見で、2期目の課題の一つに半導体関連の人材育成を挙げ、「先端半導体に向かって、人材を結集してシリコンアイランド九州の復活をめざしたい」と意欲を示した。
国レベルでの日韓関係改善の動きを踏まえ、この日の理事会では、九州と韓国との経済交流活性化策に取り組むことに合意。韓国の高度人材の九州企業への就職支援やサプライチェーンの連携強化などを具体策に挙げた。倉富氏は「チャンスを逃さずに日韓の強固な絆を築いていく」などと述べた。
九経連会長は発足以来、九州電力出身者が務めてきたが、九電は東日本大震災後に財界活動を縮小。2013年から4期務めた麻生泰氏(麻生セメント会長)の後任に倉富氏が就き、九電出身者以外の会長が続いている。
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