精神科病院で看護師が入院患者を暴行か 北海道新ひだか町
松本英仁
北海道新ひだか町の精神科「石井病院」で5月、看護師が入院患者に暴行したとして、内部調査が行われていることが同病院への取材でわかった。病院は今月7日、新たな入院患者の受け入れを当面自粛するとの通知を北海道など関係機関に送った。
石井病院によると、男性看護師は5月中旬、院内の施設で、入院中の男性患者の胸や腹、尻などを殴ったり蹴ったりした。男性患者が退院した後、体のあざを見つけた家族が病院に訴えて発覚したという。
病院はその後、暴行の概要について北海道日高振興局静内地域保健室に報告したという。病院は「今後、外部の弁護士を入れて調査する。ほかに虐待案件があるかは現時点では答えられない」としている。
石井病院は1973年に開設された日高地域で唯一の精神科病院。認知症や依存症の治療などで最大218人が入院でき、付属機関としてサービス付き高齢者住宅やグループホームなどを運営している。(松本英仁)
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