「2軒目行かない」が定着?コロナ5類1カ月、回復は業種でばらつき
長橋亮文 編集委員・中川透 上地兼太郎 高橋豪 長野佑介
新型コロナが季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に移行し、行動制限が緩んだ影響が旅行や一部のサービス消費の回復に波及している。在宅勤務の定着などで働き方や人の動きの変化もみられ、回復が遅れる業種も出ている。
東京都庁内にある「新宿パスポートセンター」前では7日午後、多くの申請者が列を作った。待ち時間は1時間半以上。申請を終えた男子大学生(22)は「コロナ禍で我慢していた。友だちとヨーロッパへ行きたい」と話した。60代の主婦は「夫と一緒にスペインやパリでサッカー観戦する。海外は4年ぶりなので楽しみだ」と語った。
都旅券課によると、同センターでの5月の申請数は2万2605件で前年同月と比べて2・6倍に増えた。コロナ禍中に有効期限が切れた人や、夏休みに旅行をするとみられる学生が目立つという。
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