AIめぐりクリエーターに調査 「成人向け作品を作られた」との声も
平賀拓史
生成AI(人工知能)の普及によってクリエーターの権利が侵害される懸念が広まる中、芸術家や実演家などでつくる「日本芸能従事者協会」が全国のクリエーターにアンケートを行った。回答者の半数以上が、AIによって「仕事が減少する心配がある」と答えた。
同協会は5月8~28日にネット上で、全業種のクリエーターを対象に「AIリテラシーに関する全クリエイターのアンケート」を実施。計2万6891人分の回答を得た。回答者の職種では「美術家」が6698人(24・9%)と最多。「文筆クリエイター」が2081人(7・7%)で続いた。
8日に公表された結果によると、「AIの推進で自身の仕事が減少する心配はあるか」という設問に対して、全体の58・5%が「ある」と答え、「AIによる権利侵害などの弊害に不安があるか」の問いには93・8%が「ある」と答えた。
「もしAIに侵害されたらど…