「地雷を踏んでも…」常見陽平さんと磯野真穂さんがコメントする覚悟
朝日新聞デジタルのコメント閲覧機能「コメントプラス」は今月、2周年を迎えました。注目記事を読み解く専門家らは約150人になり、投稿は1万3千本を超えました。その魅力は何なのか。初期からコメンテーターを務める働き方評論家・常見陽平さんと人類学者・磯野真穂さんが語り合いました。
――コメントプラスはコメンテーターの皆さんから「解説」「視点」「提案」が投稿される機能です。コメントする際に大事にしていることはありますか。
磯野 私が大事にしているのは、「これ変じゃないか」っていう観点です。一方向の価値観や論調に走るのは違うんじゃないか、みたいなコメントを入れるようにしている。
常見 いろんなことを言っていいんだという空気を磯野さんが醸成している。コメンテーターの大事な仕事は、視点の提供だと思うんですよね。
磯野 多様性という観点では、常見さんの立ち位置自体がもはや多様性。もう「究極の外れ値」にいる(笑)。
自分で勝手に天声人語を書いたり、勝手に「耕論」の4人目の論者で登場したりする。おもしろいから、長くても読んじゃう。
あと、コメントに突然、歌手の三波春夫さんが出てきたり、(「おニャン子クラブ」元メンバーで参院議員の)生稲晃子さんについて「うしろ髪ひかれ隊」のキャッチコピーを引用しつつコメントを展開したり……。誰にもまねできないですよ。
常見 おもしろおかしく論点…
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