「地雷を踏んでも…」常見陽平さんと磯野真穂さんがコメントする覚悟

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構成・小池寛木
【動画】コメントプラスについて語る常見陽平さんと磯野真穂さん=西村悠輔撮影
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 朝日新聞デジタルのコメント閲覧機能「コメントプラス」は今月、2周年を迎えました。注目記事を読み解く専門家らは約150人になり、投稿は1万3千本を超えました。その魅力は何なのか。初期からコメンテーターを務める働き方評論家・常見陽平さんと人類学者・磯野真穂さんが語り合いました。

 ――コメントプラスはコメンテーターの皆さんから「解説」「視点」「提案」が投稿される機能です。コメントする際に大事にしていることはありますか。

 磯野 私が大事にしているのは、「これ変じゃないか」っていう観点です。一方向の価値観や論調に走るのは違うんじゃないか、みたいなコメントを入れるようにしている。

 常見 いろんなことを言っていいんだという空気を磯野さんが醸成している。コメンテーターの大事な仕事は、視点の提供だと思うんですよね。

 磯野 多様性という観点では、常見さんの立ち位置自体がもはや多様性。もう「究極の外れ値」にいる(笑)。

 自分で勝手に天声人語を書いたり、勝手に「耕論」の4人目の論者で登場したりする。おもしろいから、長くても読んじゃう。

 あと、コメントに突然、歌手の三波春夫さんが出てきたり、(「おニャン子クラブ」元メンバーで参院議員の)生稲晃子さんについて「うしろ髪ひかれ隊」のキャッチコピーを引用しつつコメントを展開したり……。誰にもまねできないですよ。

 常見 おもしろおかしく論点…

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2023年6月9日11時34分 投稿
    【視点】

    ■自由に議論する空気を、社会に、もっと!(最新檄文フレーズ、コメント返しあり)  「太陽の色が白色なのは、七色あって白色になってるんで、全部白だったらおもしろくもおかしくもない」田原総一朗が、「朝日ジャーナル」の1977年6月3日でこんな

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    遠藤謙
    (エンジニア)
    2023年6月15日11時10分 投稿
    【視点】

    これが私の最後のコメントになるかもしれません。 昨日コメントプラス2周年の集まりに参加し、常見さんのこれまでの論客たちへのアンチテーゼとしての力強さには感銘を受けたのと同時に、私自身は全く共感は出来ず、それに笑顔で盛り上がっている会場には

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