EV専業めざすボルボ、小型SUV「戦略車」発表 日本には年内投入
ミラノ=寺西和男
スウェーデンのボルボ・カーズは7日、電気自動車(EV)の新型SUV「ボルボEX30」を発表した。2030年までに新車販売のすべてをEVにする目標を掲げる同社で4車種目のEV。最も小型で価格を抑えた「戦略車」の位置づけで販売拡大をめざす。リサイクル素材を多く使うなどし、環境負荷の少なさもアピールしている。
5人乗りで、欧州での販売価格は約3万6千ユーロ(約536万円)から。日本にも年内に投入する見込み。用途に応じて異なるEV用電池やモーターを使ったモデルを用意し、航続距離は最長で480キロになる。一部モデルでは、レアメタルを使わない「リン酸鉄系(LFP)」と呼ばれる電池を同社で初めて採用し、コストを抑えた。
ボルボは運転時だけでなく、製造から廃棄までの過程で出る二酸化炭素(CO2)の量(カーボンフットプリント)を、25年までに車1台あたり18年比で40%減らす目標を掲げる。
EX30ではアルミニウムな…
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