カナダ首相の原爆資料館再訪 「有意義であり、感謝」 官房長官

笹川翔平
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 松野博一官房長官は8日午前の記者会見で、5月に開かれた主要7カ国首脳会議G7サミット)で来日したカナダのトルドー首相が、広島平和記念資料館原爆資料館)をG7首脳とそろって訪問した翌々日にも再訪していたことについて、「限られた滞在時間での再訪は有意義」と評価し、政府としての謝意を示した。

 複数の政府関係者によると、5月19日にG7首脳が約40分間、岸田文雄首相の案内で資料館を訪れた後、トルドー氏は「じっくり見たい」と要望し、サミット最終日の21日午後にあらためて訪れた。

 松野氏は会見で「非公式な訪問であるため詳細は差し控える」としつつ、トルドー氏の再訪の事実関係を認めた。そのうえで「限られた滞在時間の中での再訪は、被爆の実相への理解を深めていただく観点からも有意義だったと考えている。政府としても感謝申し上げたい」と語った。(笹川翔平)

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