元幕内の石浦が引退会見 「健康な体でずっと」妻子の寝顔見て決意

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鈴木健輔 ライター・田中泰子
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 現役引退した大相撲の元幕内石浦の間垣親方(33)=本名・石浦将勝、鳥取市出身、宮城野部屋=が7日、東京・国技館で記者会見を開き、「あっという間の(力士としての)10年でした。たくさん良い経験をさせていただいた」と振り返った。

 身長約172センチ、約100キロの石浦は、強い足腰と筋力を武器に多彩な技で土俵を沸かせた。新入幕だった2016年九州場所で10勝し、敢闘賞を受賞した。

 引退の契機になったのは、自己最高位の西前頭5枚目で臨んだ昨年春場所。3日目に首に大けがを負った。治療とリハビリの日々を送ったものの、「しびれと痛みが取れなかった」。

 三役昇進の夢を諦められなかったが、昨夏、川の字に寝る妻と3人の子を見て、考えが変わった。

 「4人の顔を、健康な体でずっと見ていたい。4人の顔を見られることが一番の夢だと思ったら、(現役はもう)いいかなと思いました」

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