ガーシー容疑者逮捕 警察庁長官「UAEと調整の結果」「意義ある」

編集委員・吉田伸八
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 アラブ首長国連邦(UAE)に滞在していた前参議院議員ガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が4日に帰国し、警視庁に逮捕されたことについて、警察庁の露木康浩長官は8日の記者会見で、「UAE当局と必要な調整をし、その取り組みもあって逮捕に至った」と述べた。

 捜査関係者によると、警察庁と警視庁は5月下旬、幹部や捜査員をUAEに派遣し、東谷容疑者の身柄の引き渡しなどを要請。UAE側は事実上の強制退去処分にしたとみられる。

 露木長官は今回の逮捕について、「海外逃亡の容疑者の逃げ得を許さないとのメッセージを発信できた点で意義がある」と指摘。海外にいる他の事件の容疑者についても「身柄の確保や引き渡しに関する調整が円滑に行われるよう、外国捜査機関などとの連携を一層深めていく」と語った。(編集委員・吉田伸八

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