「骨太の方針」原案に2つの【P】 未定?調整中?意味するものは
北川慧一
政府が7日にまとめた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の原案で、注目を集めていた少子化対策と防衛費の財源に関する2カ所は【P】と記載された。官僚の間では一般的だというが、今後、閣議決定するまでの過程でその行方が焦点となる。
政府は8日に開かれた自民党の会議に原案を示し、少子化対策の財源などについて意見が出た。
岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」について、骨太の原案では「(1日に素案が示された)こども未来戦略方針に沿って、政府を挙げて取り組みを抜本強化」としたものの、具体策を記載する部分は【P】とした。内閣府の担当者は「戦略方針の与党手続き中で、中身が固まっていない」と説明した。
「外交・安全保障の強化」の項目でも読み進めると【P】が出現する。担当者は、防衛費増額の財源について、増税以外の確保策を検討してきた自民党特命委員会の提言を踏まえるため、と説明した。
Pが何を指すのか。42ペー…
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