「連立政権組んで団結を」 総統選候補の柯文哲氏 特派員協会で会見

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岩田恵実
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 来年1月の台湾総統選で、第3勢力の台湾民衆党の公認として立候補を表明している柯文哲(コーウェンチョー)・前台北市長(63)が8日、日本外国特派員協会で会見した。柯氏は与党・民進党と最大野党・国民党が政治を二極化させたと批判し、「台湾は連立政権を組んで団結を強めるべきだ」と訴えた。

 柯氏は、民進党について「中国共産党との信頼関係を完全に失っている」とし、国民党は「共産党に従順すぎる」と指摘。「どちらも海峡を越えた紛争を解決することはできない」と主張した。

 柯氏は「与党がイニシアチブを取って、権力を共有して政策を実現させることで台湾を一つにすることができる」として、連立政権を提唱した。総統選と同日に立法委員(国会議員)選挙があり、民衆党が議席をなるべく多く確保し、与党と連携して政策決定に影響力を強めることを念頭にした発言とみられる。

 また、柯氏は、台湾海峡の平…

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