米英首脳、ウクライナ支援継続を確認 経済協力「大西洋宣言」も

ウクライナ情勢

ワシントン=下司佳代子
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 バイデン米大統領とスナク英首相が8日、ホワイトハウスで会談し、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援継続を改めて確認した。記者会見で、野党の一部に支援懐疑論があることを問われたバイデン氏は「支援を続けるべきか、どのくらい続けるのか問う声が議事堂から聞こえても、支援に必要な資金を必要なだけ確保できると信じている」と答えた。

 スナク氏も「(ロシアの)プーチン大統領はじっと待てば西側諸国が疲弊し(支援を)諦めると考えているのだろうが、それは起きない。我々はどこにも行かず、必要な限りここにいる」と話した。「欧州と太平洋地域の安全保障は不可分だ」とも語り、米英豪の安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」を重視する考えも示した。

 両国は会談後、経済協力を加速する「大西洋宣言」も発表した。「ロシアや中国といった権威主義国家によって国際的な安定が挑戦を受けている」との認識に立ち、「安全で責任ある技術開発」に重点を置いたAIや半導体技術での協力、サプライチェーンや防衛・宇宙分野の同盟強化など、幅広い分野で連携強化を打ち出した。(ワシントン=下司佳代子)

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