羽生善治九段が将棋連盟新会長に 「平成の大名人」が運営もかじ取り
日本将棋連盟は9日、新会長に羽生善治九段(52)を選出した。史上初の七冠同時制覇、永世七冠など前人未到の記録を数多く打ち立てた「平成の大名人」が運営と経営で将棋界のかじ取りを担うことになった。
羽生九段は今春、理事選に初めて立候補して当選。この日は年度に1回、連盟正会員(現役・引退棋士全員、女流四段以上かタイトル獲得経験のある女流棋士)が集い、重要事項を決議する通常総会があり、理事の選任などが行われた。羽生九段は理事になることが総会で正式に承認された後、自らを含む計8人の理事会での互選で新会長に選出された。
任期は2年。2017年から会長を6年間務めた佐藤康光九段(53)の任期満了を受けての後任となる。
連盟は来年に創立100周年を迎え、東京と大阪で新しい将棋会館に移転する。羽生九段は18年から会館建設準備委員会の委員長としてプロジェクトを進めており、会長として大きな節目を担うことになる。
一方で、会長職に就くことは…
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