ロシア軍支配地域でダムが決壊し、洪水が発生したウクライナ南部ヘルソン州では、犠牲者は徐々に増え、少なくとも13人に達した。現地ではロシア軍による砲撃の中、住民の救助が続く。一方、領土奪還をめざす反転攻勢とみられるウクライナ軍の動きがザポリージャ州西部でも始まった。ウクライナは災害対応と反攻に同時に向き合っている。
「ロシアは意図的に状況を悪化させている。どのテロリストもかつて行ったことがない悪の証しだ」
ゼレンスキー大統領は8日夜のビデオ演説で、ロシア軍が避難地域に砲撃を加えていると批判した。ウクライナ内務省によると9日までに約3200人が避難したが、洪水で5人が死亡、13人が行方不明となっている。また、避難中にロシア軍からの砲撃で民間人や当局者ら11人が負傷したという。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は8日、ウクライナ政府の情報として約80の街や集落が浸水したと発表。約4万人に影響が出る可能性があるとした。
東京23区の面積が浸水
ロシア軍の支配地域でも避難…
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