テスラ充電規格が北米の標準に?GMとフォード採用、どうする日本勢
真海喬生=ニューヨーク 近藤郷平
電気自動車(EV)の充電規格をめぐり、米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターが、テスラの規格を採用すると決めた。別の規格を採用してきた米大手2社の決定で、テスラの規格が北米の充電規格の「標準」となる可能性が高まってきた。米国でどの規格を採用するのか、日本勢も対応を迫られそうだ。
GMが8日、自社のEVの利用者が2024年から米国とカナダにあるテスラの急速充電器「スーパーチャージャー」1・2万基を使えるようにすると発表した。当初は特別なアダプターが必要だが、25年以降に生産する車はテスラの規格に準じた充電装備を搭載することで、こうしたアダプターも必要なくなるという。
GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は8日に米CNBCテレビに出演し、「他の企業も追随すると思う。この規格が北米の標準になることを願っている」と話した。5月下旬にフォードも同様の発表をしていた。
米国のEV市場は急成長して…
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