学生死亡のバーベキュー、理事長がアルコール投入 教員も追加し炎上

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西田慎介 椎木慎太郎
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 福岡県柳川市ハリウッドワールド美容専門学校が開いたバーベキューで男子学生4人がやけどし、うち1人が死亡した事故で、学校理事長が着火用として消毒用アルコールをコンロに投入し、教員がさらに追加して燃え上がったことが学校側への取材でわかった。学校は9日、県に事故の報告書を提出。今後、第三者委員会を設け、原因の検証などを進めるとしている。

 学校によると、バーベキューは学校敷地内で5月24日に開き、理事長はコンロ12台の着火を担当。熱中症対策や食材の生焼けを防ぐため、早く火をおこそうと、容器に入ったアルコールを注いだ。その後、コンロ台に鉄板を置くなど準備が整ってから約470人の学生が食材を焼き始めたが、1台のコンロの火が弱く、男性教員が着火剤と炭を入れ、アルコールも注いだところ、爆発的に燃え上がったという。

 理事長は最初に着火した後は、アルコールを校舎内に片付けるように指示したが、現場近くに置かれたままになっていたという。

 火は18~20歳の学生4人…

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