バスケやご当地ラーメン、温泉まで楽しめる ファン拡大目指す競輪場

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伊藤唯行
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 バスケットコートに大型遊具、そして、温泉施設――。青森競輪場が「競輪を知らない人でも楽しめる競輪場」をめざし、イメージアップを進めている。今年に入って走路を一新。9月には久しぶりのビッグレースを控えており、さらなるファンの拡大を図りたい考えだ。

 選手たちが、黄色い「Aomori」の文字の前を通り過ぎ、鮮やかな青に塗り直されたゴール付近を駆け抜ける――。今シーズンのレースが5日に始まった青森競輪場。例年は4月中旬に始まるが、今年はバンクの改修工事のため1カ月半近くずれ込んだ。

 改修は、9月に開かれる「共同通信社杯(GⅡ)」を前に行われた。GⅠレースと並ぶ特別競輪という位置づけで、青森での特別競輪開催は14年ぶり。トップクラスの選手が集まるほか、いま最も勢いのある選手の一人、八戸市出身の新山響平選手(29)が出走予定で、全国から多くのファンが集まる。

 競輪は1990年代前半をピークに売り上げが減り、長く低迷していたが、近年は車券のインターネット販売が好調だ。青森競輪場も2021年度、市の一般会計に3億2700万円を繰り入れられるまで回復している。

 ただ、競輪は中高年男性の娯楽のイメージが強く、競輪場になじみがない市民が多い。

 そこで市は、「気軽に来ても…

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