「たまたま当たった」後の強打 悪い流れ断ったバレー石川祐希の働き
(9日、バレーボール・ネーションズリーグ男子1次リーグ 日本3―1セルビア)
石川祐希が主将らしい働きをみせた。
第1セットを失い、4連続失点で始まった第2セット。7―7の同点の場面で、相手のアタックが石川の右足に当たり、球が上がった。
「たまたま当たったんで、ラッキーと思った。でも、どんな時も打つ準備はできている」
崩れた体のバランスをすぐに立て直し、トスに走り込んで強打。この得点が決まって一気に試合の流れを引き寄せ、第2セットを奪った。
この一戦でチーム2位となる17得点。第3セットでは、セルビアの強烈なスパイクを1人でブロックするなど好守も見せた。
日本の主将として、今季は3季目になる。「このチームで五輪出場権を獲得することが一番の目標。達成するためにチームを導くことが、僕の役割」
チーム最多の20得点を挙げたイランとの初戦に続き、チームを引っ張った。