「選ばれなかった事実消せない」 古橋亨梧がセルティックで鍛えた心

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照屋健
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 「本当に、この1年間、良いシーズンを送ることができた」

 セルティック古橋亨梧(28)は、率直に言った。

 スコットランド1部リーグで2連覇を果たし、得点王を獲得。日本選手として、2006~07年にやはりセルティックの主力だった中村俊輔さん以来となる年間最優秀選手(MVP)にも輝いた。

 ワールドカップ(W杯)カタール大会の代表落選から半年。オンラインインタビューで、今の思いを語ってくれた。

 「僕一人の力だけじゃなくて、みんなに支えられて、いただいたMVP。感謝しかないです」

 「感謝」という言葉を古橋は繰り返した。中村さんからは「おめでとう」と連絡があったという。

 スコットランドに渡った2年前。中村さんからかけられた言葉がある。

記事後半では、古橋選手がW杯メンバーから落選した時の思い、そこから今に至るまでの心境の変化について語ります。

 「(自分と)比べられるだろ…

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    中川文如
    (朝日新聞スポーツ部次長)
    2023年6月11日8時15分 投稿
    【視点】

    まさかの日本代表落選から、いまに至るまでの心境を語ってくださった古橋亨梧選手のインタビューです。2010年W杯南アフリカ大会と2014年W杯ブラジル大会の取材を担当した私、かつての内田篤人さんの姿を思い出してしまいました。 南アでの内田さ

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