衆院選福岡9区、自民分裂の可能性 北九州市議と参院議員が意欲

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城真弓 椎木慎太郎
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 次期衆院選自民党の公認候補予定者が決まっていない福岡9区(北九州市西部)について、党福岡県連の9区支部は10日、今月19日から公募し、党員による予備選挙で決める方針を決めた。10日の協議では、三原朝利・北九州市議が無所属でも立候補する意向を表明し、2月の北九州市長選に続いて再び保守分裂となる可能性が出てきた。衆院福岡9区には、自民党参院議員の大家敏志氏も意欲を示している。

 支部の協議は地元選出の県議や市議、地域支部長らが出席し、すべて報道陣に公開された。支部長代行を務める松尾統章県議が冒頭、党県連や党本部と協議を重ねた結果を報告。党本部の麻生太郎副総裁からは「公募の方法は慎重に」、森山裕選対委員長からは「県連の決定を尊重する」と言われたと明かし、スケジュール案などを提示した。

 案では、15日にホームページで公表し、19~26日に公募を受け付け、書類や面接による選考を経て、7月12日に選挙区の党員2830人による予備選挙の投開票をする。議員票に重みは持たせず、党員と同じ1人1票となるという。今月12日に正式にスケジュールを決める。

 10日の協議で松尾氏は、「…

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