全仏テニス車いす部門、17歳の小田凱人が最年少で4大大会優勝
テニスの全仏オープンは10日、パリのローランギャロスで車いす部門の男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング2位の17歳、小田凱人(ときと、東海理化)が同1位のアルフィー・ヒューエット(英)を6―1、6―4で破り、4大大会初優勝を飾った。
小田はヒューエットが持つ、この種目の4大大会の最年少優勝記録(19歳)を更新。12日に発表予定の世界ランキングで1位となり、ヒューエットの最年少記録(20歳1カ月)を塗り替えることも確定した。
愛知県一宮市出身の小田は小学校3年のとき、骨肉腫を発症し、左足の自由を失った。入院中に動画投稿サイトで2012年ロンドン・パラリンピック決勝で金メダルを取った国枝慎吾選手の映像を見て、車いすテニスの魅力を知った。
10歳から競技を始め、次々…