「人生を何に賭けるか見つけた」17歳 凱人に宿るパリとの縁

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編集委員・稲垣康介
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 10日に行われたテニスの全仏オープン、車いす部門の男子シングルスで、17歳の小田凱人(ときと)(東海理化)が4大大会史上最年少優勝に加え、12日付の世界ランキングで史上最年少の1位になるダブルの偉業をかなえた。

 小田に今年2月にインタビューし、「自分の強みは何か?」と聞いたときの返答に、すごみを感じた。

 「人生を何に賭けるかを早い時点で見つけたこと。16歳という年齢で世界ランキング2位になったのは、僕にとって一つの武器。一つのものに集中すれば、ほかの面で犠牲にすることも多いけど、明け暮れた分、トップに近づける」

動画投稿サイトで釘づけになった「雄姿」

 バックハンドのクロスやサー…

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    中川文如
    (朝日新聞スポーツ部次長)
    2023年6月10日21時7分 投稿
    【視点】

    日本テニス界の、パラスポーツ界の、ニューリーダーの誕生です。小田凱人選手、おめでとうございます。2022年10月、楽天ジャパン・オープン決勝で国枝慎吾さんと演じた激闘のエピソードを、改めてご紹介させていただきます。 その1年前、無観客

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