害虫駆除と豊作願い 三重・熊野市の丸山千枚田で「虫おくり」
溝脇正
三重県熊野市紀和町の丸山千枚田で10日、稲作の害虫駆除と豊作を願う「虫おくり」があった。棚田の枚数と同じ1340本のキャンドルがともされ幻想的な風景が広がった。
たいまつを手にした地元の農家や賛同者、千枚田オーナーたちが、かねや太鼓を鳴らし「虫おくり殿のお通りだい」とかけ声を上げながらあぜ道を練り歩いた。
1953年まで続いた伝統行事。熊野古道の世界遺産登録を機に復活し、今年で20回目。昨年までの3年間は、コロナ禍の影響で丸山千枚田保存会のメンバーだけで行ったため、一般には4年ぶりの公開となった。(溝脇正)
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