黒海が「ごみ捨て場のよう」ウクライナ当局 ダム決壊で洪水流れ込む

ウクライナ情勢

[PR]

 「ウクライナ・プラウダ」は10日、ウクライナ南部のカホウカ・ダムが決壊し下流で洪水が引き起こされた結果として、黒海が「ごみ捨て場のようになっている」と報じた。ウクライナ国境警備隊の証言として伝えた。

 同メディアによると、国境警備隊は、洪水が起きたドニプロ川の河口から約120キロ離れた黒海沿岸都市オデーサで、家屋や家具、家電製品、車が海に浮かんでいると説明。逃げられなかった家畜とみられる動物の死骸も流れ着き、「動物の墓場」のようだとしている。魚が大量に押し寄せる現象もみられるようになったという。

 国境警備隊は、洪水によって地雷も流されてきているとして注意を呼びかけているという。

 オデーサは今年1月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が同市の歴史地区を世界文化遺産に登録すると決めていた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]