高橋藍、西田有志が見せたチームの姿勢 バレー日本代表が開幕3連勝
(10日、バレーボール・ネーションズリーグ男子1次リーグ 日本3―0ブルガリア)
両チームが点を奪い合う展開になった第1セットの前半。攻撃的なポジションの両選手が球を繰り返し拾った。
高橋は「チームとして守備を意識していた」。5連続得点につながり、試合の流れを引き寄せた。
「守備はすごく機能している」と手応えを口にする。
例えば、ブロック。高さでは世界に負けるからこそ、相手の攻撃をはね返すブロックよりも、ワンタッチして勢いをそぎ、レシーブにつながるようなブロックを意識するという。そして、ブロックに跳ぶ選手とレシーブを担う選手の連係が、その先の攻撃につながっていると高橋は振り返る。
ブルガリア戦では、守備的な役割の選手も役割を全うした。リベロの山本智大が相手の強打を拾い続け、ミドルブロッカーの高橋健太郎が、ブロックでチームに勢いを与えた。
チーム全体の守備意識が、日本を開幕3連勝に導いた。