ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ウクライナ軍が進めるとされるロシア軍の占領地への反転攻勢について、「反転攻勢も防衛戦も始まっている」と述べた。ロイター通信が伝えた。ウクライナはこれまで、作戦着手は明言しない方針を示していた。
これまでウクライナ軍の反転攻勢について沈黙していたロシアのプーチン大統領が9日に「始まったと絶対に確信できる」と言及していた。ゼレンスキー氏は10日、キーウを訪問したカナダのトルドー首相との共同記者会見でプーチン氏の発言をめぐる質問に答えた。ゼレンスキー氏は反転攻勢着手を認める一方、作戦がどの段階にあるかは「話すつもりはない」とした。
ロシアは今月5日、ウクライナ東部ドネツク州の占領地で前日からウクライナ軍から大規模な攻撃を受けていると発表。ウクライナ軍はその後も中南部ザポリージャなどの前線で攻撃を強めたとされる。しかし、ウクライナ政府は、作戦の秘匿性を保つため、これが予想された大規模な反転攻勢の一部かどうかはコメントを拒んでいた。
ウクライナ軍は反転攻勢で…
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