北朝鮮の金正恩（キムジョンウン）総書記とロシアのプーチン大統領が13日、ロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地で会談しました。

　金氏は「ロシアが今、覇権主義勢力に対抗し、主権と安全を守るため正義の偉業を繰り広げている」とウクライナ侵攻を続けるロシアの姿勢を支持。両国は、軍事的な協力の可能性をちらつかせて、米欧や日韓を牽制（けんせい）する狙いがあると見られています。一方で、フランス外務省は金氏との会談は「ロシアが国際的に孤立している証しだ」と述べています。

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■■■9月13日（日本時間)■■■

20:56（キーウ14:56）

ウクライナ副首相「ロシア、7月18日から105港湾施設を破壊」

　ウクライナのオレクサンドル・クブラコウ副首相兼インフラ相は13日、ロシアが食料輸出協定からの離脱を発表した翌日の7月18日以降、ウクライナへの攻撃で105の港湾施設を破壊した、とSNSに投稿した。攻撃によって輸出できなくなった穀物は月約300万トンに上るとしている。

　クブラコウ氏によると、13日未明には、南部オデーサ州のレニ港とイズマイール港がドローン攻撃を受けた。港の本部ビルや穀物倉庫、燃料タンクや車が損壊し、7人の運転手が重傷を負った。クブラコウ氏は同州南西部を流れるドナウ川沿いのこれらの港が、現状ではウクライナから農産物を水路で積み出せる唯一の道だと主張。「強力な防空システムで守ることができなければ、ウクライナに農産物を頼る国々にとって今よりもずっと悪い結果を招くことになる」と懸念を示した。

19:12（ブカレスト13:12）

ルーマニア領内　またドローンの破片か　ロイター報道

　ロイター通信によると、ルーマニア国防省は13日、ウクライナ南部のドナウ川沿いの河川港で同日未明に起きたロシア軍による攻撃のあと、使われたドローン（無人航空機）の一部である可能性が高い破片が対岸のルーマニア領内で見つかったと明らかにした。軍ヘリコプターの乗組員が上空から発見したという。

　確認されれば、ウクライナへの攻撃で使われたロシア軍のドローンの一部がルーマニア領内で見つかるのは3度目になる。同国のヨハニス大統領は今月9日、ドローンの破片が領土内で見つかったことについて「北大西洋条約機構（NATO）加盟国であるルーマニアの領空に対する受け入れがたい侵犯が起きたことになる」と発言。NATOのストルテンベルグ事務総長に情報を伝えたことを明らかにしている。

16:30（ブリュッセル09:30）

EU、ウクライナ避難民の一時保護拡大を提案　欧州委員長が表明

　欧州連合（EU）の欧州委員会のフォンデアライエン委員長は13日、ロシアによる侵攻を受けてEU域内に避難しているウクライナの人々に対する一時的な保護を、さらに拡大することを提案すると発表した。

　この日、仏ストラスブールで開かれた欧州議会で演説したフォンデアライエン氏は、「戦争が始まって以来、400万人以上のウクライナの人々が避難し、彼らが住宅や医療、雇用市場などを利用できるようにしてきた。これは欧州が歴史の要請に応えたものだ」と指摘。そのうえで、「彼らに今も（EU内で）歓迎されていると言いたい」と述べ、侵攻が長期化する中、ウクライナ避難民の一時保護を拡大する方針を提案する考えを示した。

　EUの統計によると、7月末現在、EU内で一時保護しているウクライナ人は410万人強。国別ではドイツが全体の28%、ポーランドが24%、チェコが9%などとなっている。

15:39（キーウ09:39）

ウクライナ国防省「ロシア軍の揚陸艦と潜水艦を破壊」

　ウクライナのニュースサイト「RBCウクライナ」は13日、ウクライナ国防省情報総局が同日未明にロシアの実効支配下にある南部クリミア半島セバストポリの軍港で船舶工場を攻撃したことを認め、ロシア軍の揚陸艦と潜水艦を破壊したと明らかにしたと伝えた。

　セバストポリでは同日午前3時すぎ、ロシア黒海艦隊の基地がある湾の南側で爆発が起き、同艦隊の船舶工場が炎上。ロシア国防省はミサイル攻撃で艦船2隻が被害を受けたと発表していた。

14:50（ボストーチヌイ14:50）

金正恩氏、ウクライナ侵攻は「正義の偉業」　ロシア支持を強調

　北朝鮮の金正恩（キムジョンウン）総書記は13日、ロシアのプーチン大統領とロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地で会談し、「ロシアが今、覇権主義勢力に対抗し、主権と安全を守るため正義の偉業を繰り広げている。我々は大統領がとる全ての措置に、全面的に無条件の支持を表明してきた」と述べ、ウクライナ侵攻を続けるロシアを改めて支持する姿勢を示した。

　また、対北朝鮮で日米韓の連…