猫が顔を洗うと雨? 山岳気象予報士が天気ことわざの信頼性を調べた
高億翔
多くの登山家がその情報を頼りにする山岳気象予報士の猪熊隆之さんが3年ぶりに新著を出した。題名は「天気のことわざは本当に当たるのか考えてみた」。天気にまつわる48個のことわざが登場し、根拠やその信用度を紹介している。
特徴は様々な天気にまつわることわざが本当なのか、科学的に検証したものだ。山や空、海に関することわざから、生き物や地域固有のものも登場。検証したことわざの末尾には、確率の目安となる「☆」のマークを5段階で入れた。
写真や図を多く使う。山や天気に関心がない人でも、前線や空気の流れが入った図を見れば理解しやすいように、という工夫だ。平易な言葉遣いで、「単なる解説書にならないようにした」と説明する。
ことわざを通じて天気を学ぶ
猪熊さんは1970年生まれで、新潟県村上市出身。全国330山の山頂の天気予報(https://i.yamatenki.co.jp/)を運営する国内唯一の山岳気象専門会社ヤマテン(長野県茅野市)の代表取締役を務める。
登山家としての顔も持ち、エ…
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