アジア大会結団式 囲碁の一力遼主将「3種目すべてでメダルを取る」

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 今月23日開幕の中国・杭州アジア大会を前に、日本代表選手の結団式が15日、都内のホテルであり、囲碁チームは全8人の選手が代表ユニホームを着て臨んだ。式典後の記者会見で主将の一力遼棋聖が決意表明。男子個人、男女団体の「3種目すべてでメダルを取る」と誓った。

 囲碁は頭脳スポーツとして競技種目に採用された。男子個人(各チーム2人まで)、男子団体(同5人)、女子団体(同3人)が行われ、日本、中国、韓国、台湾など10カ国・地域から男子54人、女子31人がエントリー。24~28日に男子個人、29日~10月3日に男女各団体が行われる。

 囲碁のアジア大会採用は2010年の中国・広州アジア大会に次いで2回目。広州では韓国が三つの金メダルを独占した。中国が銀メダル三つ、日本は男子団体の銅メダル一つに終わった。

 囲碁は、アジア大会が事実上の世界一決定戦。前世紀まで囲碁最強国だった日本は、今世紀に入って久しく中国、韓国の後塵(こうじん)を拝している。アジア大会も前回同様に中韓2チームが有力だが、日本は国内人気の低迷打破に向けてジャイアントキリング(大番狂わせ)を期す。

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